1歳児の保護者の方へ
ことば・こころ・能力を育てましょう
ことばの発達を促すために、身の回りのものや体の部分を指さしながら、その名前を話しかけてあげましょう。
食事のとき、おむつ替えのとき、入浴や着替えのとき、外出したときなど、日常のあらゆる場面で子どもに話しかけることが大切です。
本を読んであげたり、歌を歌ったり、子どもが見たことや行動したことについて話してあげるのも良いですね。
子どもの質問にはしっかり耳を傾け、たとえ意味がわからないことを聞かれても、笑顔で答えてあげましょう。
また、正しい行動をしたときはしっかりほめ、新しいことができたときは感心していることを伝えましょう。
禁止することはできるだけ少なくし、守るべきことはしっかり伝えましょう。
たとえば、子どもが触ってはいけないものを触ったときは、「ダメ」としっかり意思表示をし、必要であれば子どもをつかまえて、そのものを取り上げます。
危険な場合は、子どもを抱えてその場から遠ざけましょう。
おもちゃを与えるときは、遊び方をを見せてあげると良いですね。
また、掃除やままごとなど、大人の真似をする遊びはどんどんさせてあげましょう。
追いかけっこ、ダンス、水遊び、ボール遊びなど、保護者の目が届く安全な場所で、さまざまな運動を楽しませましょう。
ひとりっ子や、きょうだいの年齢が離れている場合は、近所の同じ年ごろの子どもと遊ぶ機会をつくるのもおすすめです。
もし近くにいなければ、子育て支援グループなどがないか、保健師や会社の仲間に相談してみましょう。
安心できる食習慣を
この時期は、「牛乳ばかり飲む」「おかずを食べずにご飯ばかり食べる」「好き嫌いが激しい」「体重があまり増えない」など、食事についての悩みが増えることがあります。
しかし、これは赤ちゃんのぽっちゃり体型から、幼児のほっそりとした体型に変わる過程で、一時的にみられるものです。
また、活発に動くようになるため、体重の増加が緩やかになることもあります。
なかなか食べなくても、無理に食べさせたり、機嫌をとって食べさせる必要はありません。
「また食べる時期がくる」と気持ちを楽に持ち、食事の時間が終わったら片づけてしまいましょう。
ただし、ジュースやお菓子を食べ過ぎて満腹になっている場合は、控えるようにしましょう。
ワクチン接種のご案内
1歳になったらすぐに接種をおすすめするワクチン
- 麻しん風しん混合(MR)ワクチン
- 水痘(みずぼうそう)ワクチン
- おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン
1歳を過ぎたら追加接種(4回目)が必要なワクチン
- 小児用肺炎球菌ワクチン
- 五種混合・四種混合ワクチン
- ヒブワクチン