3歳児の保護者の方へ
自立心を育てましょう
この時期は、「自分でやりたい!」という気持ちが強くなる大切な時期です。
できることはなるべく自分でやらせて、手を貸しすぎないようにしましょう。
自分でできたときはしっかりほめてあげて、自信をつけさせることが大切です。
たとえば、以下のような習慣を身につけるようにしましょう。
- 手を洗う
- 服を着たり脱いだりする
- おもちゃを片づける
手を貸しすぎると、子どもが本来持っている自発性や向上心を育てる機会を奪ってしまうことがあります。
「やってみよう!」という気持ちを大切にしましょう。
お友だちとの関わりを大切に
このころから、一人遊びよりも同じ年ごろのお友だちと一緒に遊ぶことが楽しくなってきます。
お友だちと関わることで、共感したり、時にはぶつかったりしながら、大切な社会性を学ぶ時期です。
この時期に身につけてほしい社会性は、次のようなものです。
- 「自分のもの」と「他人のもの」の区別ができる
- ごっこ遊びができる
- 大人と会話ができる
お友だちとの遊びを通じて、相手の気持ちを考える力も少しずつ育っていきます。
家族みんなで子育てを
家族の一人ひとりができることを分担して、子育てに関わることが大切です。
育児の情報を共有しながら、家族で統一した方針を持つと、子どもも安心して過ごせます。
食事やおやつの時間を決めましょう
食生活のリズムを整えるために、食事やおやつの時間を決めて、できるだけ家族そろって楽しく食べる習慣をつけましょう。
偏食があるお子さんへの工夫
- 好きなものと一緒に出してみる
- 味つけを変えてみる
- 調理法を工夫する
無理に食べさせたり、叱ったりすると逆効果になることもあります。
子どもが食べることを楽しめる環境を大切にしましょう。
視力の発達をチェックしましょう
この時期は、ものを見る力が発達します。
以下のような様子が気になる場合は、一度チェックしてみましょう。
- 片目を隠すと嫌がる
- テレビを近くで見たがる
- 顔を傾けてものを見ることが多い
気になることがあれば、早めに眼科医に相談することをおすすめします。
ワクチン接種のご案内
日本脳炎ワクチン
標準的な接種時期は3歳で2回、4歳で1回(追加接種)です。
日本脳炎は蚊が媒介する病気で、かかってしまうと治療がむずかしいことがあります。忘れずに接種しましょう。